看護師は国家資格の1つであり、看護師になりたいと思った人が誰でもなれる職業ではありません。
そのため、看護師として働くうえでは、この国家資格を持っているという責任が常に付きまといます。
次に、看護師の仕事を具体的に見てみましょう。
1つ目は診療、診察の補助です。
これは医師が行う医療行為を、医師の指示に従いながらサポートするのが主な仕事です。
2つ目は患者のお世話や健康観察です。
けがや病気などにより、日常の生活に支障をきたしている人のお世話を行い、苦痛を和らげるケアを行います。
その中で、常に患者の身体の状態を把握しながら、容体の急変や異常がないかどうかのチェックも行います。
そして3つ目は、患者や患者の家族に対する心理的なケアです。
けがや病気で不安な気持ちになっている、患者とそのご家族の心のケアも看護師の重要な仕事の1つです。
患者たちの想いに寄り添い、快方に向けて気持ちを強く保てるようにお手伝いをします。
このように、看護師の仕事は直接患者と関わることが多く、かつその患者の命を守る仕事です。
あらためて仕事内容を見ると、他者の命を預かるという大きな責任が伴う仕事であることがよくわかると思います。
現役看護師の中では、これらの責任の重さが大きな悩みとなり、最終的には看護師の仕事を辞めてしまうという人もたくさんいます。
看護師になると決めた以上、この責任から逃れることはできません。
自分の中できちんと受け止めて、覚悟を持って看護師を目指すようにしてください。